ローマ字の表記に関する覚書

このサイトにおけるローマ字のつづり方

つづり方の方針

2011年2月12日以降は原則として下記の通りとします。

  1. 昭和29年12月9日内閣告示第一号の規定に準ずる。
  2. 第2表の表記を優先する。
  3. そえがきにある分離記号(')は、使用が困難な場合、ハイフン等に置き換えるか、または使用しない。
  4. そえがきにある長音記号(^)は、使用が困難な場合、使用しない。
  5. 固有名詞の頭語を大文字にしない場合がある。
  6. 慣例等の表記を優先する場合がある。

附録

つづり表

このサイトでのローマ字つづり表
あ段 い段 う段 え段 お段 拗音
あ行 a i u e o
か行 ka ki ku ke ko kya kyu kyo
さ行 sa si/shi su se so sya/sha syu/shu syo/sho
た行 ta ti/chi tu/tsu te to tya/cha tyu/chu tyo/cho
な行 na ni nu ne no nya nyu nyo
は行 ha hi hu/fu he ho hya hyu hyo
ま行 ma mi mu me mo mya myu myo
や行 ya (i) yu (e) yo
ら行 ra ri ru re ro rya ryu ryo
わ行 wa (i) (u) (e) (o)/wo
が行 ga gi gu ge go gya gyu gyo
ざ行 za zi/ji zu ze zo zya/ja zyu/ju zyo/jo
だ行 da (zi)/di (zu)/du de do (zya)/dya (zyu)/dyu (zyo)/dyo
ば行 ba bi bu be bo bya byu byo
ぱ行 pa pi pu pe po pya pyu pyo

つづり方対照表

つづり方対照表
仮名漢字表記 このサイトのローマ字つづり 訓令式ローマ字つづり ヘボン式ローマ字つづり 備考
うにゅー unyu unyû unyū
島津製作所 shimadzu seisakusho simazu seisakusyo shimazu seisakusho 固有表記のため。
越中(えっちゅう) ecchu ettyû etchū ecchûのような組み合わせはしない。
親愛 shin'ai/shin-ai/shinai sin'ai shin'ai
新橋 shinbashi sinbasi shimbashi 駅名の場合はヘボン式になる場合もある。
中央自動車道 chuo jidosha do tyûô zidôsya dô chūō jidōsha dō
ツツジ tsutsuji tutuzi tsutsuji
比叡 hiei hiei hiei
100円 100yen 100en 100en 慣例表記のため。
富士山 fujisan huzisan fujisan
カッパ kappa kappa kappa

参考文献

参考資料:昭和29年12月9日内閣告示第一号(ローマ字のつづり方)

内閣告示第一号
国語を書き表わす場合に用いるローマ字のつづり方を次のように定める。
昭和二十九年十二月九日
内閣総理大臣 吉田茂
(編注)
いわゆる「訓令式ローマ字」の根拠となる告示です。
この告示は著作権法第13条に基づきパブリックドメインとなります。
この告示はWikisourceおよび文化庁に基づいていますが、可読性を考慮して表記を改めた部分があります。

ローマ字のつづり方

まえがき

  1. 一般に国語を書き表す場合は、第1表に掲げたつづり方によるものとする。
  2. 国際的関係その他従来の慣例をにわかに改めがたい事情にある場合に限り、第2表に掲げたつづり方によってもさしつかえない。
  3. 前二項のいずれの場合においても、おおむね添え書きを適用する。

第1表

第1表〔括弧は重出を示す〕
a i u e o
ka ki ku ke ko kya kyu kyo
sa si su se so sya syu syo
ta ti tu te to tya tyu tyo
na ni nu ne no nya nyu nyo
ha hi hu he ho hya hyu hyo
ma mi mu me mo mya myu myo
ya (i) yu (e) yo
ra ri ru re ro rya ryu ryo
wa (i) (u) (e) (o)
ga gi gu ge go gya gyu gyo
za zi zu ze zo zya zyu zyo
da (zi) (zu) de do (zya) (zyu) (zyo)
ba bi bu be bo bya byu byo
pa pi pu pe po pya pyu pyo

第2表

第2表
sha shi shu sho
tsu
cha chi chu cho
fu
ja ji ju jo
di du dya dyu dyo
kwa
gwa
wo

そえがき

前表に定めたもののほか、おおむね次の各項による。

  1. はねる音「ン」はすべて n と書く。
  2. はねる音を表す n と次にくる母音字または y とを切り離す必要がある場合には、n の次に ' を入れる。
  3. つまる音は、最初の子音字を重ねて表わす。
  4. 長音は母音字の上に ^ をつけて表わす。なお、大文字の場合は母音字を並べてもよい。
  5. 特殊音の書き表し方は自由とする。
  6. 文の書きはじめ、および固有名詞は語頭を大文字で書く。なお、固有名詞以外の名詞の語頭を大文字で書いてもよい。

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