HTML5で見出しをマークアップする方法の一つに、セクショニング・コンテント(sectioning content)とh1要素を使うというものがあります。この方法は、section要素とh1要素のみの組み合わせであれば、簡単にCSSでスタイルを指定出来ます。しかし、section要素、nav要素、article要素、aside要素が入り乱れてくるとパターンが膨大になり、収拾が付かなくなります。
そこで思い付いたのが、CSS3の否定擬似クラス(negation pseudo-class)を使う方法。「h1要素を子または子孫に持てる、セクショニング・コンテントに属さない要素」を否定擬似クラスで列挙して、消去法でsection/nav/article/asideを指定するというものです。実際どの程度使えるかは未検証ですが、取り敢えずそれらしいレンダリング結果は得られるようです。